2024年07月21日

白州NAと12年テイスティングと究極のハイボール

以前『ウィスキーの話』で、白州12年をまだ飲んだことが無いと書きました。
この度、様々な方々のお力添えの結果、白州12年をはじめ、白州NAミニボトル、白州プレミアムハイボール缶『清々しいスモーキー』『シェリー樽原酒ブレンド』を同時に揃えて、テイスティングできるという、パーフェクト白州まつりを開催することが出来ました。

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白州12年を潔く開封し、先ずはストレートでテイスティングしてみました。
とにかく香りが強い、開栓と同時に芳香が溢れ出してきます。
それは、出来のいいブルゴーニュワインを開栓した時のように、一瞬でその場をお花畑にしてしまいます。
そして、テイスティンググラスを鼻に近づけると、深い深い森の奥に誘い込まれます。
ほんの少し口に含むと、森の奥で焚き火の跡を見つけたような、微かなスモーキー。
円やかな、柔らかい甘みが、舌を優しく撫でます。
刺激ゼロ、ビロードのような滑らかさです。


白州NA(ミニボトル)は、12年と飲み比べてしまうと、相対的に若くて軽い印象になります。
鬱蒼とした森に対して、開けた草原のような、良い意味で明るくて元気がいい感じでもあります。
シュワシュワした酸味がある炭酸水とは相性がよく、爽やかな清涼感が持ち味です。
12年は、ストレートかトワイスアップで、香り立ちと、味わいの深さを楽むべきでしょう。
NAは、ハイボールで爽快感を楽しむのが最高です。
限定販売の白州プレミアムハイボール缶は、NAよりも更に軽い感じで、スモーキーが強めです。

NAのフルーティー、プレミアム缶のスモーキー、12年のリッチなフレイバー。
それら全てを一杯のハイボールに。
究極のハイボールを作ってみました。

氷がぎっしり入った冷え冷えのグラスに、白州NAを約20mL入れてステアします。
炭酸水の代わりに、白州プレミアムハイボール缶を約120mL注いで、軽くステアします。
仕上げに、白州12年をOTS(ワン・ティー・スプーン)フロートします。
さて、どんなお味に仕上がったのか?
良い子は決して真似しないでください(笑)


白州プレミアムハイボール缶には、白州蒸留所のピーテッドモルトが多めにブレンドされている印象です。
ボウモアをハイボールにすると、程よくピーティーでスモーキーな美味しいハイボールになるのと似ています。

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⬇️以前に書いた白州プレミアムハイボール缶のレビューです。
2024年6月11日発売『清々しいスモーキー』と、2023年12月26日発売『シェリー樽原酒ブレンド』を飲み比べてみました。
白州NAで作ったハイボールと飲み比べてみると、どちらのハイボール缶も少し違いを感じますが、清々しいスモーキーのほうが白州NAのイメージにより近い仕上がりです。
どちらのハイボール缶も、白州蒸溜所で製造されたモルト原酒を材料に作られていることは間違いないと思いますが、白州NAと同じ原酒構成ではなく、短期量産用に作られている原酒の比率が高くなっているのだろうと推測できます。
白州NAよりも、軽く淡白な印象です。
白州唯一無二の華やかな香りがやや弱めで、代わりにスモーキーを強めに感じます。
清々しいスモーキーは、バーボン樽原酒の風味が主体なので、白州NAと傾向が似ています。
逆にシェリー樽原酒ブレンドは、白州NAとは違う傾向なので、発売当初から、良し悪しというより、好みの違いで、賛否両論ありました。
清々しいスモーキーでは、その辺を修正してきたと思います。
もちろん美味しいのですが、350mlのハイボール缶が、1本600円は少々お高い値段ではあります。
それでも、数量限定販売なので、もう完売してしまっていると思います。
賞味期限は10ヶ月くらいなので、シェリー樽原酒ブレンドのほうは、残り3ヶ月です。

缶はもう完売してしまったでしょう、カンだけに(笑)
ミニボトルは、またコンビんで販売したら、買うチャンスがあります。
12年は、現状では、普通に買うことは難しい状況です。
posted by eno at 16:27| 食・酒 | 更新情報をチェックする

2024年04月26日

ウィスキーの話

私はワインが好きなので、最もよく飲んでいるお酒はワインです。
夏は冷えたビールを飲むことも多いし、冬は燗した日本酒を飲むこともあります。
それらは、夕食の時間に、食事のお供として、日常的に飲むお酒です。
それとはちょっと違って、たまにはBARでお酒を楽しみたいと思って飲むのが、カクテルだったり、ウィスキーだったり、非日常的なお酒ですね。
(※ 健康のためにも、強いお酒は、非日常にしておいたほうがいい)
若いころは、あまりウィスキーを飲みませんでしたが、大人になって、ウィスキーを飲むようになって、サントリーのシングルモルトウィスキー山崎に出会ってから、ウィスキーが好きになりました。
ですから、以前は、もっぱら山崎ばかりを飲んでいて、それ以外のウィスキーは、山崎と比べてしまうと、美味しいと思えず、ほとんど興味がありませんでした。
ところが、山崎が世界的なウィスキーのコンペティションで、賞を軒並み受賞(総なめ)にすると、ジャパニーズウィスキーブームみたいなものが始まって、あれよあれよという間に山崎が店頭から姿を消し始め、続いて響が消え、白州が消え・・・
NHKの朝ドラ『マッサン』が放送された時も、ニッカの竹鶴や余市や宮城峡が消えましたね。
その後ずっと現在に至るまで、ジャパニーズウィスキーは品薄状態が続き、プレミアム価格、抽選販売、値上げ・・・
そうなると、だったら定価で簡単に入手できる外国のウィスキーを飲もうかな? と思い、外に目が向き始めました。

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2019年、山崎蒸留所見学にて。

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【山崎12年】【山崎NA】
5~6年くらい前までなら、まだ山崎12年が1万円で買えました。
最近は、12年はもう無理ですが、かなり頑張れば、NAは入手可能かな?
12年とNAの違いは、もちろん熟成年数の差から来る深みの違いが大きいのですが、使っている樽の違いによっても、風味が異なっていると感じます。
12年は、シェリー樽主体ですが、NAにはワイン樽が使われていて、後に残る干しブドウのような香りが特徴的です。
花のような香りと甘さは、ストレートかロックで、じっくり味わうのがいいと思います。

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【白州NA】
白州は、12年を飲んだことがなくて、時々NAを飲むくらいなのですが、清涼感のある爽やかな香りが特徴的です。
木桶醗酵という作り方にこだわり、 蒸留される以前の発酵液(もろみ)の段階から樹木を意識させますね。
実際には、樹木の香りは、醗酵の段階ではなく、蒸留後の樽熟成の段階で身に纏うものです。
醗酵槽では、酵母菌や乳酸菌の働きによって、醗酵液(もろみ)の風味が変化します。
檜風呂(カラ松など針葉樹製)みたいな木桶で醗酵させることで、乳酸菌の働きが活性化して、京都のすぐき漬けのような爽やかな酸味が醸されます。
(山崎も木桶醗酵を一部使用しています)
熟成にはアメリカンホワイトオークのバーボン樽を使用し、バニラのような、フルーティーな、林檎の皮ような香り、ドライですっきりとした味わいに仕上がっています。
ミントの葉をチョンと添えて、森香るハイボールで頂くのが、最高に美味しいと思います。

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【知多】
サントリーの日本国内のウイスキー蒸所は、山崎蒸留所、白州蒸留所とくれば、もう一つ、知多蒸留所もあります。
シングルモルトウィスキー山崎と白州は、大麦麦芽を原料とするモルトウィスキーなのですが、知多はモルトではなく、トウモロコシを原料とするシングルグレンウイスキーです。
ブレンド用(副原料)の安価な原酒としての色合いが強いグレン原酒ですが、殆ど特徴の無いスピッリツも、山崎や白州と同様の樽熟成でしっかり仕上げられ、それらに引けを取らない深みを獲得しています。
最近では知多も値上がりし、品薄になりました(写真は空き瓶、笑)

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【響】【碧(Ao)】
山崎、白州、知多、三つの蒸留所の原酒をブレンドしたブレンデッドウィスキーが響きです。
響きの特徴は、フローラルな香りです。
桜樽熟成原酒もヴァッテングされているらしい? です。
ジャパニーズウィスキーは、日本で製造されているというだけではなくて、ジャパニーズオークと呼ばれているミズナラの新樽で熟成された原酒が、大きな特徴の一つです。
その特徴は、山崎と響に顕著に表れていて、京都のような、舞妓さんのような香りを感じます。
サントリーのブレンデッドウィスキー碧(Ao)には、山崎や白州の原酒がヴァッティングされていますが、外国の原酒もヴァッティングされていて、日本的な特徴はありません。
主張の強いアイラモルトのピーティーでスモーキーな香りが目立っています。

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【シーバスリーガルミズナラ12年】は、ジャパニーズウィスキーのように、ミズナラ樽の香りを狙って作られたブレンデッドスコッチウィスキーです。
ミズナラ樽は、熟成段階ではなく、カスクフィニッシュで使用されています。
ハチミツのように甘く華やかで、お花畑にいるような気分になるウィスキーです。
ジャパニーズオーク(ミズナラ)を使っていますが、ちょっと和菓子的なテイストを感じなくもありませんが、日本的とまではいえませんね。
かなり美味しくて、日本人好みであろうと思いますが、やはりスコッチウィスキーです。

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【ジョニーウォーカーグリーンラベル15年】は白州と似た方向性を感じるブレンデッドモルトスコッチウィスキーです。
ブレンデッドモルトというのは、モルト原酒だけをヴァッテングして、副原料のグレン原酒は含まれていません。
アイラ島のカリラ蒸留所、スカイ島のタリスカー蒸留所、スペイサイドのクラガンモア蒸留所とリンクウッド蒸留所、四つの蒸留所のモルト原酒をヴァッティングしていて、アイランズモルトは、かなりスモーキーなのですが、仕上がりはそれほど癖は無く、かなり穏やかな、バランスいいスモーキーさに抑えられています。
これら四つの蒸留所の全てが、木桶醗酵によって発酵液(もろみ)を仕込んでいます。
だから白州に似ている、かどうかは別にして、白州NAに引けを取らない美味しさです。
白州12年を飲んでいないのでわかりませんが、ジョニーウォーカーグリーンラベル15年の長期熟成された柔らかな大人っぽさからすると、白州12年のほうが似ているのかも知れないと推測します。
白州NAは、もっと若さ(良い意味で)、フレッシュさ、爽快感が特徴的です。
おそらく、白州12年は、更にその上をいくような香り立ちの強さ、奥深さが引き出されいて、レベルが違うのだろうと思いますが。

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【モンキーショルダー】という、面白いブレンデッドモルトスコッチウィスキーがあります。
こちらはスペイサイドの三つの蒸留所(グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ)のモルト原酒をヴァッティングしていて、ボトルデザインに、三匹の猿のエンブレムが取り付けらています。
シッポがくるっと渦巻いて、私が描く蜘蛛猿『三猿(見ざる聞かざる言わざる)』に通じる、御縁を感じます。
見た目、味、香り、三拍子揃った、バランスが良い、誰からも愛されるタイプだと思います。
味の特徴としては、特別な個性は感じないけれど、良い意味で、癖が無い、嫌われない、親しみを感じる、信頼できる・・・
じゃあ、癖が強いと嫌われるのか?というと、多くの人からは嫌われるかも知れませんが、逆に嵌ってしまう人もいるのが嗜好品で、そこが面白いのです。

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【ボウモア12年】
スコッチウィスキーの個性(癖)は、ピーティー、スモーキーな香りです。
特に、アイラモルトのピート香は、ヨード臭を含んだ、消毒液のような臭いです。
強烈なものは正露丸に喩えられますが、穏やかなものは磯の香に例えられます。
ピーティーは、ピート(泥炭)が持つ独特の香りから来るもので、スモーキーは、それを燃やした焦げ臭さから来るもので、どちらもピートを焚いた燻煙臭です。
ボウモア12年は、ピーティーでスモーキーなのですが、アイラのシングルモルトの中では、最も穏やかだといわれています。
ストレートでは、まだ癖を感じて好き嫌いが分かれるかも知れませんが、ハイボールにするとピーティが隠れてスモーキーが際立ってきます。
ボウモア12年も、木桶醗酵、バーボン樽熟成なので、フルーティーで、ハイボールに適した風味です。
バーボン樽熟成というのは、アメリカンウイスキーであるバーボンを貯蔵熟成させるために使用したアメリカンホワイトオークの新樽を、使用後にウィスキーの貯蔵熟成に再利用することです。
バーボン樽は、樽の内側を強く焼いて焦がしてあるので、スモーキーとはまた違うビターな香ばしさが加わります。

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【フォアローゼスプラチナ】は、バーボンウィスキーです。
バーボンウィスキーは、知多と同様にグレンウィスキーなので、トウモロコシ原酒が主体です。
副原料として、主にライ麦原酒や、その他の穀物原酒がバッティングされる場合もあります。
内側を強く焼いたアメリカンオークの新樽で貯蔵熟成します。
フォアローゼスプラチナは、長期熟成させた、樽香の豊かなバーボンウィスキーです。
バニラやココナッツや生クリームのような甘い芳香の余韻が長く持続します。
アルコールの刺激感は全く無く、濃厚でありながら、とても優しい口当たりです。
まるで香水かと思わせる、ブランデーやラム酒のように、香りを楽しむウィスキーです。

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【ニッカブランデーX.Oデラックス白】は、ウィスキーではなく、ブランデーです。
ニッカウヰスキー株式会社という社名は、創業時には、大日本果汁株式会社という社名でした。
大日本果汁を省略して日果 → ニッカ(NIKKA)と読ませてブランド名になりました。
ですから、創業時には、北海道で林檎ジューズを作る事から始めた会社です。
その余った林檎ジュースを原料に、林檎酒(フランス語でシードル、英語ではサイダー)を造り、ブランデーも造りました。
そして、ブランデーを造るための蒸留器を利用して、ウィスキーも造り始めました。
現在はウィスキーのメーカーとして、すっかり有名になりましたが、先ずは林檎から始めた、ニッカのアイデンティティーがここにあります。
林檎のブランデーは、フランスのノルマンディー地方で造られているカルヴァドスというブランデーと同じ製法です。
原材料が、葡萄ではなくて林檎なのは、生産地の気候が寒冷で、葡萄よりも林檎の栽培に適しているからです。
イギリスと、フランス北西部と、北海道と、気候的に共通しています。
(今後、地球温暖化による気候変動が、どう影響するか分かりませんが)
ジャパニーズウイスキーのように、日本のブランデーが世界に認めれる日が来るといいですね。

お酒のような嗜好品は、希少品がプレミアム価格で売買される傾向にあります。
それは、アート作品も同様で、逆に言えば、意図的にブームを煽り、価格を高騰させる事が可能です。
生活必需品ではなく、あくまでも嗜好品ですから、やりたい人たちだけで加熱していればいいのですけれど、それにしても、物の売り買いに関しては、適正価格があると言いたいです。
物事の価値は、付加価値も含めて、本来の価値と、金銭による取引価格と、切り離して考えるべきです。
市場取引価格は、需要と供給のバランスによって変動しますから、需要(欲望)を加熱させた上で、供給を制限すれば、そのバランスは大きく偏ります。
それによって発生するのが、プレミア価格ってやつです。
私は、このプレミア価格に対しては否定的な立場を取ります。
市場のプレミア価格は、生産者には、直接的には還元されません。
そのような価格の変動によって、本来の適正な価値評価を崩されてしまうのであれば、消費者にとっても、生産者にとっても、迷惑な話です。
だから、私は、プレミア価格では買いません、欲しくても我慢します(笑)
転売ヤーたちによる投機的な振る舞いに加担することは、健全な市場を壊すことに繋がります。
もちろん、生産者が適正な値上げをするのであれば、それは受け入れますし、逆に安売り競争による買い叩きなどには、断固反対します。
いかに、物事の価格(付加価値も含め)を適正に評価し、安定した需要と供給を維持していくか?
アートにおいても、嗜好品においても、それを文化の保護と継承と捉えた場合には、一部の愛好家たちだけの問題ではなく、社会全体で考えていく課題です。

最後に一言。
アルコールの飲み過ぎには注意しましょう。
そして、榎俊幸作品集『楽園と人間』も宜しくお願いします。
posted by eno at 17:25| 食・酒 | 更新情報をチェックする

2023年08月25日

ビアボール

今年の夏、ハマっているお酒があります。
サントリーのビアボールです。

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基本的には、アルコール度数が16%(日本酒と同程度)のビールです。
ストレートで飲むと、濃厚な味わいで、それはそれで美味しいです。
炭酸は弱めで、パイナップルのようなフルーティーな風味です。
オーク材のビア樽で熟成させたベルギービールに似ています。
なので、ストレートでも、オンザロックも美味しいです。

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テイスティンググラスでお味見してみましょう。
樽香が欲しい場合には、ウィスキーをちょっと垂らしてみましょう。

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専用のボトルキャップが付属しています。

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専用グラスが付属している商品を買いました。

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グラスには、炭酸で割る目安(目盛り)が書かれいます。
氷と炭酸水で割って飲みましょう。

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美味しく飲むために、アイスボール(小)を作ります。
球体氷製氷皿はDAISOで買いました。

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アイスの実(江崎グリコ)と同じサイズのボールです。

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割合は“おすすめ”と“ほんのり”の中間くらいにしました。

暑い夏はこの飲み方が美味しいです。
フルーティーなので、レモンの香りともよく合います。
飲み方はアイデア次第です。
posted by eno at 10:13| 食・酒 | 更新情報をチェックする

2023年01月29日

ワールドウィスキー

お酒には生産地の気候風土や生活文化の特徴が反映されます。
水の違いや収穫される作物の違いなど、それらの違いを飲み比べてみるのもお酒の楽しみです。
今日は、ウィスキーの味の違いについて少し書いてみます。

私の個人的な好みとしては、日本のウィスキーが好きで、以前から『山崎』や『響』をよく飲んでいました。
しかし、最近ではそれらの人気のウィスキーが品薄になってしまい、入手が困難になってしまいました。
今よく飲んでいる『知多』は、トウモロコシを主原料とするグレンモルトウイスキーです。
やはり日本のウィスキーには、日本の酒造りの繊細さがて表れていて、美味しいですね。
日本は、国土の7割が山林で、その急峻な山々と豊かな森から水が湧き出します。
水には、それぞれの土地の川の味があります。
なので、私は、日本のウィスキーと、川魚や牡蠣などを合わせて楽しんでいます。
日本酒に合うものと、日本のウィスキーに合うものは、共通点が多いのですが、日本酒がより海のものに合い、ウィスキーがより山や川のものに合う感じがします。

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ウィスキーとは、そもそもはアイルランド地方、あるいはスコットランド地方で造られて有名になった蒸留酒です。北米に渡った移民たちにによって、カナダや北アメリカでもウィスキーが造られるようになり、ついには地球の裏側の日本でも盛んに造られるようになりました。

サントリーから出ている『碧Ao』というブレンドウィスキーがあって、これはまさしく世界の五大ウィスキーの蒸留所の原酒をブレンドしたワールドウィスキーという、面白いコンセプトのウィスキーです。

SCOTCH(スコッチ)の原酒は、1898年創業、スモーキーなアードモア蒸溜所と、ハイランド最古の蒸溜所のひとつスパイシーなグレンギリー蒸溜所の、古い伝統的なハイランドウィスキーです。
IRISH(アイリッシュ)の原酒は、1989年からウイスキー製造をはじめた新進気鋭のクーリー蒸溜所です。
AMERICAN(アメリカン)の原酒は、1795年の創業以来ビーム家に代々受け継がれる酵母とライムストーンウォーターにこだわった世界No.1バーボンを生み出すジムビーム クレアモント蒸溜所です。
CANADIAN(カナディアン)の原酒は、1946年創業。清涼なグレイシャルウォーターと地産の高品質なライ麦にこだわったスムースな味わいが特長のアルバータ蒸溜所です。
JAPANESE(ジャパニーズ)の原酒は、日本最古のモルトウイスキー蒸溜所の山崎蒸溜所と、白州蒸溜所です。

五大ウィスキーの混合なので、混合比率はそれぞれ20%ずつであろうと考えられます。
そうすると、日本のウィスキーは全体の20%に過ぎず、尚且つ控えめな日本的な特徴は、全体をマイルドに飲み易く整える役割をしている、ってところでしょう。

他の4種は、大きく二分することが出来ます。スコッチとアイリッシュは英国のウイスキーで、アメリカンとカナディアンは北米のウイスキーです。
英国のウィスキーは、麦芽をピートで燻す製法によって、独特の燻煙臭がキツくなります。アイラモルトの特徴である癖の強いスモーキーさは、人それぞれの好き嫌いが激しく分かれるところですね。まだ新しいクーリー蒸溜所のモルトは、シングルモルトでテイスティングしたことはありませんが、想像するに、ラフロイグ蒸留所のシングルモルトみたいな感じではなかろうかと、たぶん。
北米のウィスキーは、グレンモルトといって、トウモロコシやライ麦を原材料にしています。ライ麦のスパイシーな香りと、強めに火入れされたオーク樽の甘いバニラのような香りがします。

ブレンドされて出来上がった味は、はっきりいって癖の強いスモーキーな香りがガーンときて、これは全体的にスコッチ系だよだなあ~って感じがします。だけど、すごくマイルドに仕上がっていて、ラフロイグなんかと比較したら、ずっと飲み易いです。

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で、なんだかとってもアメリカンウイスキーが飲みたくなって『TINCUP(ティンカップ)』を買ってきました。
主成分はライ麦のバーボンで、少量のモルトをブレンドして調整されています。
ほのかな甘さの中に、ライのピリッとした刺激が感じられ、全体をオークの香りがふわっと包んでいます。

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ボトルのキャップの部分がメタルのカップになっています。
渓流釣りでキャンプして、これでクイッと飲みたいですね。
天然の渓流の水をチェイサーにできたら最高です。
焚火をして、釣った魚をその場で燻製にして食べたいです。

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クイッ、笑
posted by eno at 16:29| 食・酒 | 更新情報をチェックする

2022年08月04日

夏負け予防1

今日(8月4日)は、この夏2回目の土用の丑の日ですね。
大昔から、夏負け予防には鰻を食べるといいっていわれていたそうです。
江戸では、夏が旬の江戸前鰻が盛んに食べられていたそうです。
ちなみに、鰻といえば電気ウナギ。
電気といえばエレキテル。
エレキテルといえば平賀源内。
ということで、土用の丑の日に鰻を食べるのは、平賀源内のアイデアだとかなんとか・・・
おそらく落語家さんが枕で語った冗談か何かなのでしょう。
都市伝説化していますね(笑)

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posted by eno at 16:28| 食・酒 | 更新情報をチェックする