和山やまの人気漫画を実写映画化した作品です。
原作漫画ファンなので、実写化映画もどんな作品になるのか楽しみにしていました。
結論から先に言うと、とても面白かったし、劇場で観て正解でした。
劇場で観て正解だった理由を三つ。
一つ目は、原作漫画ファンだから、公開直後に早く観たいのです。
二つ目は、やはり原作漫画ファンである他の観客たちと笑いを分かち合えるのです。
三つ目は、一応、音楽映画なので、音響効果の良い劇場で観るべきだからです。
スクリーンサイズは大きくなくてもいいと思います。
設備の良い劇場で、良い座席位置で、気持ちを集中してご覧ください。
ストーリーは原作漫画に忠実ですが、主人公の人物背景(学校や家庭など)を、漫画よりも膨らませて描いています。
漫画では描けない、音響や動きでインパクトを与える映画的な表現も効果的に用いられています。
そして、やはり、この話のテーマは歌ですから、歌声から、笑いや感動を受け取ってください。
狂児役を演じた綾野剛は、漫画の狂児には似ていません。
漫画の狂児は、綺麗な顔をしていて、慇懃な雰囲気を漂わせながら、蛇のような不気味さを併せ持っています。
綾野剛の狂児は、顔からして悪人顔で、粗野な感じが先立っていますが、人懐こさを感じさせます。
少し違ったキャラのように感じますが、映画は映画で、このキャスティングにして成功だと思います。
言っておきますけれど、ものすごくバカバカしい内容のお話しです。
だけど、何故か感動して胸が熱くなってしまうのです。
原作漫画を知らなくても、おそらく、映画から先に観て、楽しめる作品だと思います。
そして、面白かったら、原作漫画も読んでみてください。
さて、明日から映画『ゴールデンカムイ』が公開されます。
さっそく観に行く予定です。
面白かったら感想を書きますので、乞うご期待。
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