2018年05月30日

犬ヶ島

映画「犬ヶ島」を観ました。


公開初日(25日)に観たかったのですが、あれこれ予定が重なって、今日になってしまいました。
高まった期待値を遥かに超える面白さでした。

お話し(ストーリー)というより、表現が面白いのです。それは、言葉では説明できないので「観ろ!」としか言えません。お腹に響くような和太鼓の重低音が、印象的で効果的です。だから、絶対に劇場で観たほうがいいです。 
  
【追記】(6月4日)映画「犬ヶ島」を、再度観ました。
 
一回観た後、すぐにでも二回目が観たくなりました。
いつもなら、私が先に独りで観て、妻を誘って二回目を観るパターンなのですが、今回は最初から二人で観たので、二回目は私独りかなと思っていたら、妻も二回目を観たいと言うので、早速また二人で観に行きました。

家でテレビを観ていて、テレビから和太鼓の音が聞こえてきたりすると、もう「犬ヶ島」を思い出してしまって、観たくなると妻が言っておりました(笑)

話は変わりますが、メジャーリーグ(野球)で、大谷選手のことを、アナウンサーが「オオタニサ〜ン」と言っていましたが、ああ、これがあれなんだな、とわかります。
日本を訪れる外国人観光客が増えましたが、今の日本のイメージを、新しさと古さが混在するような感じ、科学と神秘が混在するような感じに捉えているのだとすれば、ああ、これなんだな、と理解できます。

今年は、ジブリ美術館で上映されている宮崎駿監督の短編アニメ「毛虫のボロ」を見て、これぞ最高傑作のアニメだと驚いたと思ったら、これまた「犬ヶ島」が長編アニメの最高傑作で、立て続けに驚いています。そして、近未来SF映画としては、ブレードランナー以来の最高傑作です。

観た人にはわかるネタとしては、メガ盛り4 0円は安過ぎだろ(笑)

DVDが出たら買います。何度も見れば、英語の勉強になります、きっと。


【追記】(6月7日)字幕と、吹き替えと、どちらを観ればいいか? という話し。

結論は、どちらも観るべきで、どちらも双方の良さがあるのですが、優先順位で言うならば、字幕版です。情報量がとても多くて、音声を聞きながら、別の文字情報を読むような画面構成なので、字幕では、字幕が苦手じゃなければ同時にあつらこちらの字を読めるのでしょうが、かなり忙しいです。1回や2回観たくらいでは、情報を読み取れません。3回観ても足りないでしょう。そもそも、吹き替え版でも半分くらいは字幕を読まなければなりません。とても複雑な言語構成です。

オリジナル版の設定では、犬は犬語で犬同士のコミュニケーションができるけれど、人間の言葉はわからないことになっています。しかし、犬語は、映画を観る人には英語に翻訳されて伝わる事になっています。それは、字幕版では日本語字幕がつき、吹き替え版では日本語音声になります。オリジナル版では、人間の言葉は、日本人は日本語を話し、アメリカ人は英語を話します。日本語には、大事なセリフには英語字幕がつきますが、環境音的な日本語には字幕がつきません。議会のシーンでは日本語には英語の同時通訳がつくので、日本語は消され、英語になります。それは字幕版でも吹き替え版でも、同じようにそうなるので、字幕でよまなければなりません。オリジナルの英語ナレーションは、字幕版では日本語字幕、吹き替え版では日本語音声になります。吹き替え版で、吹き替え音声になる人間は、留学生のトレイシーだけです。トレイシーは、留学生なのだから、あまり日本語が話せないはずなのですが、吹き替え版では、英語訛りではあっても、日本語ペラペラです。そこはちょっとオリジナルと設定が変わってしまいます。しかし、トレイシーの吹き替えもなかなか悪くないです。全体として、吹き替え音声で聞いていると、少し目に余裕ができるので、画面の隅の何かに気づくことができます。

【追記】(6月23日)登場人物(動物)について、少し考えてみます。
ストーリーの成り立ち上の主人公は、アタリ少年ですが、観客が感情移入する主人公は、犬のチーフです。たとえば、漫画「ドラえもん」の主人公は、ドラえもんなのか、のび太なのか、みたいなものです。つまり、これら二人の友情と成長の物語です。一方は状況を変化させて行くプラスの存在で、もう一方は自己を変革するマイナスの存在です。観客は、自分の中のマイナス要素を投影します。マイナス要素を自覚するということが自己変革の始まりであり、価値観の転換であり、成長であり、犬ヶ島前の人間と、犬ヶ島後の人間を分けるのです(鑑賞の前と後)。犬ヶ島を観てしまった人間は、もう犬ヶ島を観ていない人間には戻れません。心の奥の部分の閉じていた蓋が開いてしまった、とでも言いましょうか・・・
それは、黒かったチーフが、白いチーフに変革し、もう黒いチーフには戻れない、ってことと同じなのです。
posted by eno at 22:20| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする