2019年06月19日

海獣の子供

巷では賛否両論の映画「海獣の子供」を観ました。
私の感想は、賛!です。

否の人々が口を揃えて言うのが「わかりにくい(難解)」です。
私の後ろの座席に座っていた若者たちも、終わった瞬間に「ムズイ…」とかつぶやいていました。
あるいは、むしろ説明的過ぎると批判をする人もいます。

私は、わかり易いと思いました。そして、説明過剰でもありません。でも、難解に感じる人も多いだろう、説明的だと感じる人もいるだろう、とは察します。なぜならば、この作品の中でも言っているように「大切なことは言葉にならない」というテーマを、アニメーションで表現しようと試みているのですから、それを言語的に理解しようとする人には難解であり、何を表現したいのか、言葉で説明すれば、説明的になります。

でも「わかる、わからない」は、観る側の問題です。
わかることで面白くなるのか、わからないから面白いのか、ということです。
作品側は、その両方を混在させ、比喩的に関連付けることで、エンターテイメント性の高い物語に仕上げます。その意味からすると、この作品は、伏線が弱いです。時間的な制約があるからでしょうが、冒頭で伏線を張って、途中展開を殆ど省略して、最後に唐突に回収して終わり的な、取って付けた感は否めません。

原作ファンと、原作を読んでいない私のような者とでも、また違った見え方がすると思います。

★ この映像と音響は、絶対に劇場での鑑賞を、強くお勧めします。


 
posted by eno at 17:48| 映画 | 更新情報をチェックする