2017年08月12日

暗黒女子

映画「暗黒女子」のBlu-rayを観ました。
清水富美加が主演で、今年(2017年)の4月1日に公開された話題作です。
劇場で鑑賞したかったのですが、観そびれてBlu-rayになってしまいました。
作品を観ての評価は、とても面白いです。お薦めです。

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清水富美加といえば、宗教団体「幸福の科学」への出家で世間を騒がせました。
現在、教団での名前は、千眼美子で活動しているそうです。



今後は、教団制作の映画に、千眼美子として出演するみたいです。
現在公開中のホラー映画「東京喰種 トーキョーグール」にも出演していて、人を喰う妖怪のような役を演じています。一説によると、その役が、信仰に反していて耐えられなかったとかで、女優を引退したらしいのですが、これが清水富美加としての最後の出演作品になりました。

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映画「暗黒女子」は、女子高を舞台にしたミステリーです。
少女の死が、殺人なのか、自殺なのか、死んでいないのか、少し怖いですが、残酷シーンも無いですし、ホラー映画ではありません。優等生を演じる女子高生の、嫉妬と、嘘と、秘密と、裏側の暗黒面を、パズルの様なプロットの組み立てで描いた作品です。印象としては、映画的というより、舞台演劇のような演出で作られていて、エンターテイメント性が高く、芸術作品的な難解さはありません。



★「 暗黒女子オフィシャルサイト

♪ エンディングテーマ曲 Charisma.com「#hashdark」(short edit ver.)

posted by eno at 11:02| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

トークライブ

現在ドラードギャラリーで開催中の笹本正明展〈Junk Children〉(〜8月6日まで)と、榎塾が重なった8月3日晩に、私と笹本さんの対話形式で、講演をしました。笹本さんは、大勢の前で話すのは苦手だとおっしゃっていましたが、それは全然関係無いと思っていました。語るべき言葉を持っているかどうか、それだけの問題です。
6時半から7時半まで、榎塾の講評会にも笹本さんにご参加頂き、皆の作品に、一点一点、コメントを頂戴しました。7時半から8時まで、展覧会場で、笹本さんの作品解説。8時から、パーティー会場に移動して、トークライブを開催しました。司会者から、質問の事前通告があったので、@アートと時代性、Aアートとデザイン B影響を受けた映画、について、用意してきた答弁をしました(笑) 最初は生真面目な雰囲気で話し始めた笹本さんも、シャンパンで乾杯して、おつまみを食べながら、だんだんリラックスしてきて、思っていた通り、言葉のほうから、どんどん溢れてきて、エキサイティングな、楽しい講演会になりました。
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https://www.facebook.com/photo.php?fbid=781563262004196&set=a.107581866069009.16078.100004515882128&type=3&theater

講演会で話した内容は・・・
自分の覚え書きとして、要約を書きましたが、やはり、その場に参加した人々だけに語り掛けた言葉なので、非公開ってことで、文書は廃棄しました(笑)
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posted by eno at 12:20| 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月23日

恐竜は実在したのか?

誰ひとりとして、実物の恐竜を見た人間はいない。しかし、恐竜が実在した痕跡として、化石が発見されている。その化石を基に、生きていたときの恐竜の外形を復元してみると、現在我々がイメージするような姿形になる。しかし、手掛かりとなる骨格以外は、全て想像だ。また、これまでに何度も、骨格の組み立て方を間違っていた例があるし、立ち上がったときの姿勢も力学的に計算してデタラメだったりして、改められている。筋肉の付き方も推測なら、ましてや表皮のテクスチャーや色など、勝手な空想をしているだけに過ぎず、確たる根拠など無い。それでも、恐竜が実在しなかったと疑う人は、おそらく誰もいないだろう。それは、現在の我々が、物事を科学的に検証して判断するからだ。化石という動かぬ物的証拠が有る以上は、その骨格の持ち主は実在していたという結論に疑いの余地は無い。それならば、古代の人々だって、偶然に発見した巨大生物の化石を、龍やドラゴンの化石だと判断しても何の不思議も無い、それが当然である。そして、古代人が龍やドラゴンを想像するのも、現代人が恐竜を復元するのと全く同じ事だ。違いがあるとすれば、おそらく古代人は、骨の組み立て方を間違えていただろうし、生物学そのものが無いのだから、現代人から見ると、生物としてかなり矛盾した形を想像してしまっているところだ。さらに勝手な想像が許された時代だから、龍やドラゴンは、飛んだり火を噴いたり、魔力まであったことにされている。でも、その程度の間違いが有ったところで、現在の我々だって、何が正しいのか確かめようも無いのだ。従って古生代の地層から発見された巨大生物は、現在では「恐竜」と名称を改めただけであって、古代の「龍」も「ドラゴン」も実在していたことは、間違いのない事実なのだ。
posted by eno at 18:01| 思った事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

詩羽のいる街

山本弘さんの小説「詩羽のいる街」も紹介しておきます。
SF作家として有名な山本さんが、2008年に書いた、最初のSFではない小説です。2008年は、日本でiPhoneとtwitterとFacebookが開始した(未だ普及していない)年で、その頃はテレビだって未だブラウン管だし、アナログ放送の時代です。だから、スマホではなく携帯電話です。SNSではなく2ちゃんの掲示板やブログです。でも、オタクやネット界隈の現象は、その後の10年を先見したように描かれています。

第一話〜第四話まで、全部で四話、四人の登場人物の視点で語られます。
美大を出たばかりで、漫画家を目指している青年。自殺しようとしている、女子中学生。正体を隠してネットを荒らしたり、悪さをする男。最後の一人はネタバレになるので正体を明かせませんが、出版社関係の女。一つの地方都市で、偶然に係わり合う彼らと、その他にも何人もの登場人物が絡み合っていて、それらの中心には、常に詩羽という名の女性がいます。

詩羽がどこから来て、どこへ行くのか? 詩羽が何者なのか?
それらは殆ど説明されていません。でも、詩羽が今、何を考え、何をしているのかは、明確に説明されています。詩羽は謎めいているようでいて、合理的です。詩羽がやっている事は、見掛け上は複雑ですが、行動原理は単純明快です。特技ともいえる才能と、少々都合のいい運が味方していますが、現実的に実行が不可能ではないと思わせるアイデアに、目から鱗が落ちます。

読んでよかった、何かヒントを貰ったような、ポジティブになれる読後感です。
余談ですが、2013年に、百田尚樹さんが「夢を売る男」を書きましたが、そのアイデアが「詩羽のいる街」の中の一つのエピソードをヒントにしたのではないか? と思わせてしまうんですよね。オマージュってやつですか(笑)


posted by eno at 21:44| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月24日

世界が終わる前に+君の知らない方程式

君の知らない方程式.jpg

山本弘さんの小説「BISビブリオバトル部・第三部・世界が終わる前に」を読みました。
つづけて、ウェブに特別掲載された最終巻「第四部・君の知らない方程式」を読みました、読了です。

★「 東京創元社のウェブページ(2017.02.28)

山本弘さんは、筋金入りのオタクですね、深い読書愛を感じます。そして、書きたいから書く、損得勘定なんて無いのです。BISビブリオバトル部シリーズは、自分が読んで影響を受けた本を、これでもかと紹介しています(他人の本を宣伝している事にもなります)。そして、読書を通して哲学することを説いています。若い人たちに、もっと本を読んで欲しい、そんなメッセージが込められているから、ライトノベルのスタイルで書かれています。普通なら、第一巻を試し読みで無料公開して、その後は有料にするはずですが、これは逆です。最終巻を無料公開しました(最後まで読んでくれたファンに最終回をプレゼントです)。

私は、そもそも最初から、考え方が山本さんとよく似ていて(原体験が似ているのかな?)共感点が多いのです。そして、山本さんの小説から多くの影響を受けました。「アイの物語」の主人公「IBIS」に惹かれ、アンドロイドをイメージした絵も描きました。どの作品を読んでも、知識が豊富です。更に、既存の価値観に固執せず、どんどん新しい流れに乗っていきます。

これまで「アイの物語」が一番好きだと思っていましたが、この「BISビブリオバトル部」を、もっと好きになりました。冒頭から主人公の空に惹かれ、話の展開にぐんぐん引き込まれて、あれこれ考えさせられ、そしてクライマックスに向って、感情が昂ぶりました。登場人物たちと一緒に、思春期に返って悩みました。

そして最後、最後の最後まで驚かされます。

過去記事リンク
★ 2017年05月30日「 2・幽霊なんて怖くない 」 ★ 2016年11月01日「 1・翼を持つ少女

あと、ついでと言ってはなんですが、先月観たSF映画の記事をアップし忘れていたので、フェイスブックの投稿をリンク貼っておきます。
★ 2017年5月19日「 映画「メッセージ」を観ました。
posted by eno at 11:19| 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする