2019年09月21日

遊鶏図屏風

「遊鶏図屏風」六曲一隻(2019年)
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三年前、酉年に発表する予定で、六曲一双のつもりで描き始めた屏風ですが、半双を描いた段階で、制作が中断していました。しかし、これはこれで一隻で完結していると判断したので、一隻だけを完成させて、今回の個展で発表することにしました。残ったもう半双も、別の画題(たとえば鳳凰)で描き、それぞれに独立した一隻の屏風にしたいと思います。

遊鶏図は、画面右から三つの要素で構成されています。

部分1(風神雷神)
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黒と白の鶏を、風神と雷神に見立てています。
樹木(モミジ)の幹が風神雷神の中央を分断するような構図は、光琳の紅白梅図屏風をちょっと意識しています。

部分2(瞑想)
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中央の長尾鶏は、目を閉じて瞑想しています。
激しく動きのある風神雷神に対して、瞑想は、静かに止まっています。静と動を対比させた構成です。

部分3(家族)
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左の下には、鶏とヒヨコの家族を描きました。
家族円満、子孫繁栄の象徴として、満月(中秋の名月)も構成しました。

全体としては、ゴーギャンの名作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」をちょっと意識した、パノラマ画面の構図です。

個展会場には、他にも15点の新作を展示しています。

★ 榎俊幸個展「東風 HIGASHIKAZE」
2019年9月24日(火)~10月12日(土)
10:00-18:00(日曜休廊)
彩鳳堂画廊(京橋)
〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル 2F
tel (03)-6262-0985
 
posted by eno at 17:23| お知らせ | 更新情報をチェックする

2019年07月30日

天気の子

巷では賛否両論の映画「天気の子」を観ました。
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作品を批評するときに、他の作品と比較して、相対的にどうこうと批評するのはよくないことです。
しかし、この作品の場合、そうするなと言われても、どうしても前作の「君の名は。」と比較しないではいられません。
「君の名は。」は圧倒的に面白い大ヒット作でしたが、この作品は、その続編ではありません。かといって全く違う作品でもありません。つまり、自分で自分の二番煎じのような作品を作って、自分を超えられないという、やっちまった感のある作品なのです。と、途中まではそう思って、ややがっかりした気分で観ていました。
しかし、ラストは、やはり、この作品には、この作品に込められた独自のメッセージがあると感じられました。

一つ言いたいことは、平泉成が気になって気になって(持っていかれて)ストーリーに集中できない(笑)
posted by eno at 21:51| 映画 | 更新情報をチェックする

当代日本岩彩画作品展

2019年(令和元年)7月21日(日)~8月12日(月)
石家荘美術館(中華人民共和国・河北省・石家荘市)
日中文化交流「当代日本岩彩画作品展」に参加しました。
榎俊幸・伊東正次・早川剛・富城広開、四名の展覧会です。

参議院選挙の期日前投票を済ませて、羽田空港から、北京へと向かいました。
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宿泊するホテルに到着。
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展示のための下準備で、額装店にて、相談中。
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北京から車で移動して石家庄市に到着、先ずは滞在中のお世話をしてくれる画廊にご挨拶。
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水墨画を描いて日中文化交流。
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石家庄美術館。
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展示作業開始。
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展覧会初日、美術館のエントランス。
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私の展示室。
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河北省の大学の先生たちが集まってくださって、研究会。
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石家庄美術館。
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北京国際空港から帰国へ。
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posted by eno at 20:58| 仕事 | 更新情報をチェックする

2019年06月19日

海獣の子供

巷では賛否両論の映画「海獣の子供」を観ました。
私の感想は、賛!です。

否の人々が口を揃えて言うのが「わかりにくい(難解)」です。
私の後ろの座席に座っていた若者たちも、終わった瞬間に「ムズイ…」とかつぶやいていました。
あるいは、むしろ説明的過ぎると批判をする人もいます。

私は、わかり易いと思いました。そして、説明過剰でもありません。でも、難解に感じる人も多いだろう、説明的だと感じる人もいるだろう、とは察します。なぜならば、この作品の中でも言っているように「大切なことは言葉にならない」というテーマを、アニメーションで表現しようと試みているのですから、それを言語的に理解しようとする人には難解であり、何を表現したいのか、言葉で説明すれば、説明的になります。

でも「わかる、わからない」は、観る側の問題です。
わかることで面白くなるのか、わからないから面白いのか、ということです。
作品側は、その両方を混在させ、比喩的に関連付けることで、エンターテイメント性の高い物語に仕上げます。その意味からすると、この作品は、伏線が弱いです。時間的な制約があるからでしょうが、冒頭で伏線を張って、途中展開を殆ど省略して、最後に唐突に回収して終わり的な、取って付けた感は否めません。

原作ファンと、原作を読んでいない私のような者とでも、また違った見え方がすると思います。

★ この映像と音響は、絶対に劇場での鑑賞を、強くお勧めします。


 
posted by eno at 17:48| 映画 | 更新情報をチェックする

2019年05月22日

キャンバス張り器

三代目のキャンバス張り器です。
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画塾生(榎塾)の一人から、誕生日プレゼントで頂きました。
スリムなデザインのステンレス製。噛みつきが強くて、とても使い易い。

二代目は、妹が以前使っていたお下がりです。
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これはこれで使い慣れているけれど、もう噛みつきが弱くなっています。

初代は、いつのまにか見当たらなくなってしまいました。
たぶん、家の中のどこかにあるのだろうと思いますが、見つかりません。
posted by eno at 18:01| 仕事 | 更新情報をチェックする