私は毎週1枚以上、TSUTAYAで映画のDVDをレンタルして観ていましたが、なんと、この最寄りの店舗が、レンタル営業を終了してしまいました。
そんなわけで最後にDVDを3枚借りてきました。
1枚目は『ナタリー』というフランス映画。
フランス題は『La Délicatesse』。
主演は、『アメリ』でお馴染みの、オドレイ・トトゥです。
『アメリ』が大好きなので『ナタリー』も観てみました。
パリのオフィスで働く女性ナタリー、大人っぽくなったオドレイ・トトゥも、とっても魅力的です。
映画の中に出てくる重要なアイテムが、PEZ(ペッツ)というお菓子です、懐かしいですね。
ロケ地はパリですが、日本映画がパリでロケしました!みたいに、これ見よがしにパリって感じではなくて、さりげなく、でも見せ場は効果的に演出されていて素敵です。
パリのおしゃれさというのは、カッコつけないでカッコつけるというか、カッコつけるのがカッコ悪くて、一周して自然体に戻る、みたなところがあります。
いわゆるEnnui(アンニュイ)ってやつで『インサイド・ヘッド2』のダリィですね(笑)
それに対して、ニューヨークだと、ライフステージの高さが、美しさよりも上になります。
だから、自分のライフステージを表現するためにカッコつけるのです。
私が大好きな映画に『プラダを着た悪魔』があります。
田舎から出てきた素朴な娘が、ライフステージの高いカッコいい女に変身していく物語です。
主演のアン・ハサウェイが、とても魅力的です。
というわけで、2枚目は、これもアン・ハサウェイが主演の『パッセンジャーズ』。
アン・ハサウェイは、セラピスト(カウンセラー)のクレアを演じています。
クレアは、小賢しい理屈を言いたがるとか、ドアを開けたら黒縁メガネで出てくるとか、真面目さが可愛い女性です。
ミステリー映画なので、謎めいていて、不気味で怖いです。
いまさらネタバレも関係ないので言いますけれど、最後のオチが、私って死んでたの!ってわかる『シックス・センス』と殆ど同じオチです。
ミステリー映画は、推理しながら観るのが面白い反面、途中で自分なりの推理をして、それが当たっているのか? いないのか? 気にしながら見ているので、なんだか落ち着きません。
どんでん返しの設定は、途中で察しがついてしまっては物足りません。
かといって予想外過ぎても「反則だろ」「無理がある」みたいに不満を感じます。
なので、むしろ、そのオチを最初から知っておいて観たほうがいいのです。
というわけで、3枚目もミステリー映画『ザリガニの鳴くところ』
やはり途中から予想した通りのオチで、だったら最初から知っていて観たほうがいいと思いました。
訳あって、学校にも行かず、人里離れた自然の中で、孤立して暮らしている少女カイアは、実は賢くて、自然観察から生き方を学んでいます。
田舎娘が都会の女になる話ではなくて、野生児が文明人になる話ですね(笑)
映像的に美しく、見応えのある作品でした。
主演のデイジー・エドガー=ジョーンズは、アン・ハサウェイの再来などと言われています。
体型とか、髪型とか、佇まいは似ているのですが、私の主観では、顔が似ていませんね。
でも、似ている似ていないに関わらず、とても良い女優さんです。
現在公開中の映画『ツイスターズ』に主演しています。
話は『プラダを着た悪魔』に戻りますが、それをパクった日本のテレビドラマが『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』です。(リンク貼る)
アンドレア(アン・ハサウェイ)の役どころが、奈未(上白石萌音)です。
上白石萌音ちゃんは、アン・ハサウェイに似ているのか?
そもそも体型が違うし、日本人だし、全然似てないだろ!と思ってしまいがちですが、なんか、よく見てみると、顔の方向性が似ていなくもなくもなくなくない?ようにも感じます。
上白石萌音ちゃんの初主演映画『舞妓はレディ』も、田舎から出てきた素朴な少女を、舞妓に育てていく物語でした。
以上、TSUTAYAレンタルDVDから、主演女優が魅力的な映画をご紹介しました。
今朝、DVDを返却してきました。
これからは配信で見るしかない時代になるのですね。
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